システムへの不正アクセスの懸念などから受け付けを停止していた、東京都の医療従事者向け新型コロナワクチン接種のWeb予約について、東京都福祉保健局は5月11日午前9時に再開すると7日に発表した。
福祉保健局はシステムの監視を強化した他、「想定されるアクセス集中にも対応できるようにした」(担当者)という。
都では4月26日から都内の医療従事者を対象に専用サイトでWeb予約の受け付けを始めたものの、アクセスが集中し、つながりにくい状態に。Twitterでは「開始直後からアクセスしているがつながらない」「ただでさえ忙しいのに困る」などの声が出ていた。
翌27日には接種予定の医療従事者27万人の氏名や生年月日、職種、接種券番号などの個人情報が閲覧できたり、予約対象外の医療機関で誤って予約を受け付けたりする不具合が見つかったとしてWeb予約を停止。コールセンターでのみ予約を受け付ける状態が続いていた。
都は都内の医療従事者60万人のうち、約15万人が予約サイトを利用すると想定。約45万人は勤務先の医療機関での接種や東京都医師会が独自に予約するため、予約サイトを利用しないものと見込んでいる。
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