ダンス関連コンテンツの販売などを手掛けるマイクロエンタテインメント(東京都港区)は5月10日、世界トップダンサーの3Dダンスモーションを取引できるマーケットプレース「GESREC」の正式版を公開した。
GESRECでは、ダンスを創作物とみなして「モーション権」を提唱する。従来、ダンスではどの動きが誰の発案か、特定したり定義したりすることが難しかったが、同サービスではAIでモーションを解析。その作り手であるダンサーや振り付け師とひも付け、販売できるようにした。権利関係を明確にしながら作り手に収益を還元したりモーションの二次利用など活用機会を増やしたりするという。
著作権管理については、AIがモーションデータを基に動画を解析して類似する振り付けを検出することで、著作権利用の状況などを把握することが可能としている。
今後はコンテンツ数を増やすとともに、民族舞踊など失われつつある「動き」の保全も目指している。
5月12日現在、マイケル・ジャクソンに技術指導をしたPopNTaco氏や嵐MVへの出演が話題のsuzuyaka氏など、第一線で活躍する20人のダンサーによるダンスモーションが公開されている。
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