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トラブルを防ぐ「ギャップアンケート」 運用のポイントは?テレワーク下でのマネジメントに(1/3 ページ)

» 2021年04月22日 07時00分 公開
[池田朋弘ITmedia]
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出張掲載:『テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書

 本記事は、書籍『テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書』(著・池田朋弘、マイナビ出版)を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集の上、転載したものです。

池田朋弘 起業家 / 株式会社メンバーズ執行役員

 2013年に株式会社ポップインサイト、2015年に株式会社MIKATA(現、株式会社イングクラウド)を創業。2020年4月、株式会社メンバーズ執行役員に就任。複数の新規事業の立ち上げや、エンジェル投資なども行う。

Twitter:@pop_ikeda/note:popinsight_ikeda

 テレワークであってもオフィスワークであっても、仕事をしている中で、誰しも何かしらの不平不満が出てきます。それらを早いタイミングで把握し、改善・対応することで、先々の大きなトラブルを予防できます。それを解決するものが「ギャップアンケート」です。

画像はイメージです(提供:ゲッティイメージズ)

ギャップアンケートは、働き方への満足度を収集する仕組み

 ギャップアンケートは、メンバー各自の働き方に対する満足度を確認し、早期に不満や要望を把握する取り組みです。人によって「理想的な働き方」は異なるため、各自の「自分の理想」と「現状」のギャップを把握することを主眼としています。

 ポップインサイトでは、Googleフォームで下記のようなシンプルなアンケートを作成していました。週1回程度の頻度で行い、変化を早期に察知できると良いでしょう。

 近い趣旨のサービスとして「wevox」や「モチベーションクラウド」などもあります。これらの導入を検討してもよいでしょう。チーム単位で行ってもよいですが、あまり人数が少ないと回答しづらくなるので、できれば部署・会社など大きな単位で行いましょう。

不満や要望を組織全体で早期に検知し、サポートする

 チームのコンディションチェックにギャップアンケートが有用な理由を次に示します。

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