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Discordに話し手・聞き手を分けられるClubhouse風機能

» 2021年04月01日 19時17分 公開
[ITmedia]

 米Discordは3月31日(現地時間)、ゲーマー向けチャットツール「Discord」に、特定のユーザーが話し手となり、他のユーザーは聞き手として参加するボイスチャットルーム「ステージチャネル」の作成機能を追加した。利用に当たってのルールやモデレーターを定めたサーバ「コミュニティサーバー」向けに提供する。

photo ステージチャネルのイメージ

 音声SNS「Clubhouse」のような機能で、ステージチャネル内では話し手として参加したユーザーのみボイスチャットできる。話し手と聞き手を切り替える、悪質なユーザーをルームから追放するといった操作はモデレーターが行う。ただし、通常のルームでは可能な画面共有は行えない。

photo モデレーターの操作画面のイメージ

 1つのステージチャネルに参加できるユーザーの数は話し手・聞き手合わせて最大1000人。1つのサーバに複数のステージチャネルを作成し、それぞれを同時に運用することも可能という。

 従来、Discordのボイスチャットルームでは、基本的に全ての参加者が発言できた。まずはWebブラウザ版、PCアプリ版、iOS版で提供し、1週間以内にAndroid版にも追加する。

 Discordは読書会やAMA(Ask Me Anything、何でも聞いて)セッションといった用途での利用を見込むとしており、今後は1つのステージチャネルに参加できる人数の拡大を計画している。

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