アプリケーション開発で機能の実装に利用できるSDK(ソフトウェア開発キット)とAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)の違いとは何だろうか。それぞれの長所と短所、使い方を紹介する。
「SDK」(ソフトウェア開発キット)と「API」(アプリケーションプログラミングインタフェース)は、複数の異なるアプリケーションを連携させ、エンドユーザーにシームレスな体験を提供することに役立つ。どちらも開発者が一から作業することなく、アプリケーションに新しい機能を追加する手助けとなる。
SDKとAPIのどちらを選択すべきか判断を下すのは難しい場合がある。本稿はSDKとAPIについて説明し、アプリケーションを構築する際に、いつ、どこでそれぞれを使えばよいかを整理する。
SDKは、少ない労力でアプリケーションを開発できるようにするために、プログラム、API、サンプルコードなどをパッケージにしたものだ。開発者はSDKを使えば、機能を実現する技術の詳しい仕組みを理解していなくても、アプリケーションに新機能を実装できる。さまざまなソフトウェアベンダーが独自のSDKを提供し、自社製品と、サードパーティー製を含む他のアプリケーションを簡単に連携できるよう支援している。
APIは、アプリケーションにおける2つの異なる要素(コンポーネント)を橋渡しし、情報をやりとりするためのツールやプロトコルをまとめたものだ。さまざまな役割のサーバが連携する分散アプリケーションの構築や、アプリケーション間の連携を支援する。
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