帝国ホテルがコロナ禍でのテレワーク需要を先取りして、客室を長期間貸し出す「サービスアパートメント」事業を発表した。価格は約30平方メートルのスタジオタイプで月額36万円(税・サービス料込、以下同)。短期滞在にも対応し、5泊15万円から利用可能とする。他にも、約34平方メートル+36平方メートルのコネクティングスタジオ(月額72万円)、約50平方メートルのプレミアスタジオ(月額60万円)のプランを用意した。
改修したアパートメントフロアには、共同利用スペースの「コミュニティルーム」を新たに設置。朝食を無料で提供するほか、洗濯乾燥機や電子レンジなどを自由に利用できるようにする。また、ルームサービスによる食事を月額6万円、ランドリーサービスを月額3万円のサブスクリプション方式で提供する。
販売初日で予約が満室になるなど、人気を博している。宿泊客の激減でホテルの稼働率が悪化。打開策を迫られていた同社が打ち出したのが、これまでの宿泊客をおもてなしするホテルから、長期間滞在してホテルに住んでもらう顧客をターゲットにした新しい事業だ。
この事業に企画段階からかかわってきた小池崇裕企画部課長に、狙いと今後の展開をインタビューした。
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