京大、基礎物理学研究所の新スパコン「Yukawa-21」をデルのサーバで構成 その中身は全国の理論物理学研究に利用

京都大学基礎物理学研究所は新スーパーコンピュータシステム「Yukawa-21」に、デル・テクノロジーズのサーバで構成するシステムを採用した。全国の理論物理研究者に向けた同システムの構成とは。

» 2021年02月19日 07時00分 公開
[ITmedia]

 京都大学基礎物理学研究所は新スーパーコンピュータシステム「Yukawa-21」に、デル・テクノロジーズ(以下、デル)のサーバ機器で構成するスーパーコンピュータシステムを採用した。両者が2021年2月18日に発表した。Yukawa-21は、2021年1月から稼働している。

Yukawa-21の概観(出典:デル・テクノロジーズ)

 同研究所は「Yukawa-21によって、理論物理学の基礎分野で、複雑な自然現象を解明するための革新的な手法の開発や新しい研究対象の開発など、計算物理学による研究業務が加速する」としている。同システムは、全国の理論物理学研究者に利用される予定だ。

性能は旧バージョンの3.8倍 その構成は

 Yukawa-21の演算性能は、基礎物理学研究所の旧スーパーコンピュータシステムの約3.8倍に達するという。その詳しい構成は以下だ。

Yukawa-21の全体構成図(出典:デル・テクノロジーズ)

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