大東建託は、福岡県の37沿線居住の成人男女を対象に居住満足度調査を実施した。2019年度~20年度で累計1万4555人の回答を「住みここち」として集計した。その結果、住みここち(沿線)1位には地下鉄七隈線 (別府~天神南) が選ばれた。
1位の理由は、福岡市城南区にある別府駅から中央区の中心地を通る沿線であることや、繁華街のある天神南や、住みここち駅ランキングトップの薬院大通、3位の六本松があることが考えられる。22年には博多駅までの延伸が予定されていて、利便性の高さも魅力のようだ。
2位は日本で唯一空港まで直接乗り入れている地下鉄空港線 (赤坂~姪浜) 、3位は博多や福岡空港まで1本でアクセス可能なJR筑肥線 (姪浜~鹿家)だった。
ランキング1位の地下鉄七隈線と2位の地下鉄空港線、4位の西鉄天神大牟田線はいずれも天神・赤坂エリアで福岡中心部へのアクセスが良く、住宅街の広がる沿線だ。地下鉄5沿線がトップ10位内にランクインしていて、 そのうち3沿線は住みここち(自治体)ランキングトップの福岡市中央区内の沿線で、 福岡市中央区の評価が非常に高いことが分かる。また、ランキングトップ25中13沿線が平均家賃相場4万円台という結果になった。
上位沿線の「イメージ」や「親しみやすさ」「生活・交通利便性」の評価は非常に高い。 特に「イメージ」は天神・赤坂エリアの沿線が、「生活・交通利便性」は地下鉄沿線が上位にランクインしている。
なお、20年度調査は、緊急事態宣言が発出する直前の3月中旬から4月上旬にかけて実施された。新型コロナウイルスの影響によって在宅勤務やテレワークが浸透したことで、「住みここち(沿線)」ランキングに変動はあるのか、次回の調査結果にも注目が集まる。
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