三菱UFJ銀行、未利用口座に管理料 併せてPontaポイントサービスも新設

» 2021年01月22日 16時08分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 三菱UFJ銀行は、2021年7月1日以降に開設した口座について、2年以上未利用の普通預金口座を対象に「未利用口座管理料」を徴収すると発表した。金額は年間1320円(税込)。

 6月30日時点で口座開設済みの場合、定期預金や外貨預金、投資信託などを保有する場合、借入がある場合は対象外。未利用口座となった場合、事前に連絡する。また、口座残高が管理利用未満の場合、口座を解約する。

 また6月1日から、口座の優遇内容を改訂する。これまで利用状況に応じたステージ制を取り、ステージによってATM利用料金やネットバンキングを使った振り込み手数料を、一部無料としていたが、廃止する。今後は、利用に応じてPontaポイントが貯まるポイントサービスを提供する。

 ネットバンキングのログインで5ポイントを提供するほか、投信や外貨の積み立てでは、1万円ごとに30ポイントを提供する。

ステージ制にもとづいたこれまでの優遇策(三菱UFJ銀行)
6月1日からは優遇条件を変更し、新たにPontaポイントサービスを開始する(三菱UFJ銀行)

 みずほ銀行や三井住友銀行、横浜銀行などが、通帳の有料化に踏み切ったが、三菱UFJ銀行はデジタル化を促すにとどまっている。通帳なしの口座に切り替えると、申込み10件につき1本の木を伐採林跡地などに植える取り組みを始める。

紙の通帳からスマホやPCでの明細確認に切り替えると、植樹を行う三菱UFJ銀行の取り組み(三菱UFJ銀行)

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