帝国データバンクが、月次売上高を公開しているアパレル上場企業またはその中核企業24社の実績を集計したところ、2020年12月の売上高(全店ベース)が、前年同月を下回ったのは19社(構成比79.2%)だったことが分かった。
帝国データバンクは「12月後半は気温が低下し、アウターなどの冬物商品の需要が高まった」としながらも「新型コロナウイルスの感染第3波による外出自粛が年末商戦の売り上げに影響した」と分析する。
下回った19社のうち、11月と比べ、アウターやEC販売が好調であった6社では減少幅が縮小。12社は減少幅が拡大し、1社は増加から減少に転じた。また、前年同月比の減少率が10%以上となった企業は11月は12社であったのに対し、12月は17社と増加した。
一方、前年同月を上回ったのは5社(構成比20.8%)で、このうち西松屋チェーン(前年同期比15.7%増)、ワークマン(13.8%増)、ファーストリテイリング(6.1%増)の3社では増加幅が拡大した。
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