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コロナ禍、20代の転職理由ランキング 3位は「企業・業界の先行き不安」、2位は「休日や福利厚生」、1位は……調査で判明

» 2021年01月18日 17時12分 公開
[ITmedia]

 就職情報サイトなどを運営する学情は1月18日、20代の転職活動意向に関する調査結果を発表した。

コロナ禍における転職理由とは?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 「転職を希望する理由(複数回答可)」を尋ねると、最も多かった回答は「給与アップ、キャリアアップしたいから」(39.5%)で、「休日や福利厚生などの働く環境をより良くしたいから」(34.7%)、「勤務する企業や業界の先行きに不安を感じるから」(29.0%)、「他にやりたい仕事ができたから」(18.2%)、「冬の賞与後に転職を予定していたから」(6.7%)と続いた。回答者からは、「コロナ禍の業績不振で賞与が支給されず、給与を上げたいと思うようになった」「コロナ禍で職種を変えたいと思うようになった。スキルが身に付く職種で転職をしたい」といった声が寄せられているという。

転職を希望する理由(出所:リリース)

 転職希望時期を聞くと、「できるだけ早く」が31.0%で、「1カ月〜3カ月以内」が32.4%という結果に。全体の63.4%が3カ月以内の転職を希望していることが分かった。回答者からは「コロナ禍で退職を余儀なくされたので、早く転職したい」「会社が倒産しそうなので転職活動をしている。倒産前に転職したい」といったように、“コロナ不況”の影響を強く受けたことが伺われる声もあった。

転職希望時期(出所:リリース)

 また、「2022年卒と一緒に入社したい」「新年度から、新しい環境で働きたい」という声も多かったことから、学情は「4月入社」を希望する20代が多いと分析している。同社の運営している転職サイトも、1月に入ってから総応募数が昨対比120%以上で推移しているという。

 今回の調査は、学情が運営する転職サイト「Re就活」への来訪者を対象に、2020年12月23日〜21年1月7日に実施。有効回答数は565だった。

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