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「フォートナイト」、App Storeに続きGoogle Playストアからも削除

» 2020年08月14日 08時56分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Epic Games(以下、Epic)の人気ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」が8月13日(現地時間)、米GoogleのアプリストアGoogle Play Storeから削除された。米AppleがApp Storeから同ゲームを削除した数時間後のことだ。

 fortnite Google PlayストアのFortniteのページ(削除後)

 Epicは同日、フォートナイトの新機能「MEGA DROP(日本では「メガプライスダウン」)」を発表した。これはゲーム内アイテムをアプリストアの外で購入でき、その場合は最大20%の値引きをするというものだ。Epicはヘルプページで、App StoreおよびGoogle Play Storeの30%の手数料を回避できる分をユーザーに還元すると説明し、「AppleまたはGoogleが支払い手数料を今後減額した場合、Epicはお客様の割引に充てられます」としている。

 Appleは同日Epicがアプリストアのガイドラインに違反したとしてすぐに削除し、EpicはAppleを独禁法違反だとして提訴した。本稿筆者がApple提訴の記事を書く際に確認した時点では、フォートナイトはまだGoogle Play Storeにあったが、その後削除された。

 ゲーム内アイテムを規定の方法以外で購入できるようにすることは、Google Play Storeのガイドラインにも違反する。

 iOSアプリと異なり、AndroidアプリはGoogle Play Store以外でもダウンロードが可能だ。EpicはAndroidユーザーに向けて、自社サイトからダウンロードするよう呼び掛けている。

 fortnite 2

 Epicは2018年にAndroid版Fortniteをリリースした時から30%の手数料に不服だとしており、当初Android版をGoogle Play Storeには登録しなかったが、今年の4月、Google Play Store以外でのダウンロードがユーザーにとって不利になったとしてストアに登録した。

 本稿執筆現在、Epicの抗議ページにはまだGoogle Playからのダウンロードは可能と書かれている。

【UPDATE】EpicはGoogleもカリフォルニア北部地区連邦地裁に提訴した。米The Vergeが訴状を添えて報じた。

【更新履歴:2020年8月14日午前10時25分 EpicがGoogleを提訴したことを追加しました。】



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