この4月に就職予定の学生は、「転職」についてどのように感じているのだろうか。2020年3月に卒業予定の大学生に聞いたところ「転職を考えている」と答えたのは41.5%に対し、「現時点では考えていない」は58.5%であることが、就職みらい研究所の調査で分かった。
転職を考えている人に、その時期を尋ねたところ「3年以内」が6.9%、「4年以上」が11.7%、「明確な時期は決まっていないが、いつかは転職したい」が22.8%。また、就職予定先に対する不安の有無別にみると、「不安がある」と答えた人の転職意向は47.5%、「不安がない」は36.1%。
この結果について、同研究所の増本全所長は「キャリアアップのための転職は選択肢の一つだと思うが、就職予定先に対する不安が転職意向につながってしまうのは望ましくない。納得して仕事と向き合うためにも、学生と企業は相互に理解を深めていくことが重要」とコメントした。
転職意向がある学生に、その理由を聞いたところ「キャリアアップを実現させるため」(55.9%)がトップ。次いで「給与・収入を上げるため」(50.1%)、「スキル向上のため」(41.1%)、「今の職種とは別の仕事がしたいため」(26.6%)、「働きやすい環境で仕事がしたいため」(24.6%)と続いた。
インターネットを使った調査で、20年3月卒業予定の大学生1118人が回答した。調査期間は3月15日から19日まで。
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