2020年上半期の飲食店倒産、過去最多に――コロナ禍影響、酒場・ビヤホールは100件帝国データバンク調査

» 2020年07月10日 16時20分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクの調査によると、2020年上半期(1〜6月)の飲食店事業者の倒産(負債1000万円以上)は398件となった。上半期としては過去最多となった。ここ数年は増加傾向にあった上に、コロナ禍による休業要請や時短営業が大きく響いた。帝国データバンクは「このままのペースだと(年単位でも)過去最多を更新する可能性がある」としている。

photo コロナ禍で飲食店の倒産が急増(写真はイメージ)

酒場・ビヤホールは100件倒産

 この上半期の飲食店事業者の倒産について業態別に見たところ、件数1位は「酒場・ビヤホール」で100件となった。2位は「中華・東洋料理店」(55件)、次いで「西洋料理店」(52件)、「日本料理店」(39件)となった。「バー・キャバレー(など)」も38件に上った。

photo 飲食店の倒産件数推移(帝国データバンク「飲食店の倒産動向調査(2020 年上半期) 」)
photo 業態別の飲食店倒産件数(帝国データバンク「飲食店の倒産動向調査(2020 年上半期) 」)

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