“手ぶら”で購入可能 ダイドードリンコが「顔認証」対応自販機の実証実験を開始NECの技術を利用

» 2020年07月07日 10時10分 公開
[ITmedia]

 ダイドードリンコは7月6日、NECの顔認証技術を活用した「顔認証決済自販機」の実証実験を同月3日から開始したと発表した。

顔認証決済自販機(出所:リリース)

 顔認証決済自販機を利用するためには、スマートフォンなどの端末を用いて、事前に顔画像、クレジットカード情報、パスコードを登録する必要がある。自販機で購入する際には、顔とパスコードの2要素認証により、簡便さとセキュリティ対策を図る。

 ダイドードリンコの国内飲料事業においては、売り上げの8割以上を自販機チャネルが占めているという。今回、決済の際にスマホや財布を使わず、“手ぶら”で購入できる仕組みを実現することで、消費者の利便性向上を狙う。主な利用シーンはオフィスや工場などを想定している。

 実験場所は、ダイドードリンコ本社(大阪市)、大同薬品工業関東工場(群馬県館林市)、NEC本社(東京都港区)など。

顔認証を実施(出所:リリース)
顔認証決済サービスの利用手順(出所:リリース)

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