「非接触」「非対面」でサラダをお届け 自動搬送ロボットサービスを都内のレストランが導入コロナ対策

» 2020年07月06日 16時52分 公開
[ITmedia]

 ロボティクス・サービス・プロバイダーの「QBIT Robotics」(東京都千代田区)は7月6日、自社で提供する自動搬送ロボットサービスを、レストラン「THE GALLEY SEAFOOD&GRILL」(東京都世田谷区)に導入したと発表した。「Withコロナ時代」の店舗が抱える課題を、ロボットを活用して解決していく狙いがある。

サラダをお客に運ぶ(提供:QBIT Robotics)

 同レストランでは、オーダースタイルのサラダバーを提供している。店内にいる2台の自動搬送ロボットが、お客がオーダーしたサラダをテーブルまで届ける。お客が料理を受け取った後、ロボットの上部に手をかざすと、ロボットは元の場所に戻っていく。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「非接触」「非対面」でサラダを何度でも注文できる仕掛けだ。今後、下膳やお客の誕生日祝いの手伝いをすることも検討しているという。

 レストランを運営する三笠会館(東京都中央区)では、数年前からITなどを活用した新たな店舗運営を模索していた。政府が提唱する「新しい生活様式」に沿った安全なサラダバーのオペレーションを構築するため、QBITのロボットサービスを導入することにしたという。

 QBITは今後、「ロボット活用の相談から具体的なロボット実装の提案、周辺機器を含めたシステム設計や環境の構築、導入支援や運用サポートまで支援していく」とした。

店内を移動する2台のロボ(提供:QBIT Robotics)
料理をピックアップ(提供:QBIT Robotics)

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