プロスポーツの無観客試合、「まだ踏み切らない方が良かった」は3割コロナ禍でのスポーツ観戦

» 2020年07月08日 12時30分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルス対策で、プロ野球やJリーグでは相次ぎ無観客での開幕戦が開催された。リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)の調査によると、「プロスポーツの無観客試合(リモートマッチ)」に対して約7割の人が歓迎の、3割は時期尚早との見方を示した。新型コロナでプロスポーツの試合実施を危ぶむ意見がある一方、再開を切望していた人も多かったようだ。

photo プロスポーツの無観客試合、どう思う?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

上の年代ほどより歓迎ムード

 調査は同社が7月3日、全国の20〜69歳の男女1100人にネット上で実施した。

 まず「プロスポーツの無観客試合(リモートマッチ)についてどう思うか」と質問したところ、「開催されて良かった」が69.2%に上った。逆に「まだ開催に踏み切らない方が良かった」は30.8%となった。特に上の年代ほど歓迎する人が多い結果になった。

photo プロスポーツ試合の無観客開催(リモートマッチ)についてどう思うか(クロス・マーケティング調査)

 さらに「昨今の状況下で、プロスポーツに関連して増えそうだと思うこと」についても聞いたところ(複数回答可)、「ファンがTV、インターネットで試合経過や結果をチェックすること」が35%、「人数制限ありの観戦可能なチケットの倍率」が27%で上位に上った。やはり、ファンの間でもコロナ対策に対応したスポーツ観戦の楽しみ方を模索する動きが今後は広がりそうだ。

photo 昨今の状況下で、プロスポーツに関連して増えそうだと思う項目(複数回答可、クロス・マーケティング調査)

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