有料化初日、プラスチック製レジ袋を買った人はどの程度いたのか？　9999人に聞いた結果：エコバッグ派は多い？

[ITmedia]

　レジ袋が有料化された7月1日、実際にプラスチック製のレジ袋を買った人はどの程度いたのだろうか？

　「レシートがお金にかわる家計簿アプリCODE（コード）」を運営するリサーチ・アンド・イノベーション（東京都港区）は、7月1日に購入したレシートで買い物登録（CODEアプリでレシートと購入した商品のバーコードをスキャンして登録すること）した9999人に対して行ったアンケート調査の結果を発表した。

　ブラスチック製のレジ袋を買ったかどうかという質問に対しては、「自分の『買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）』を使ったので買っていない」（62.7％）が最も多く、「商品をそのまま手に持って店を出たので買っていない」（12.7％）、「商品を自分のカバンに入れて店を出たので買っていない」（11.0％）、「プラスチック製のレジ袋を買った」（8.6％）と続いた。有料のレジ袋を購入した消費者は少数派という結果になった。

　なお、吉野家や松屋などの外食チェーンでは、エコなレジ袋に変更することで無料配布を継続しているが、「有料化対象外の袋（バイオマスプラスチック配合25％以上）をくれたので買っていない」と回答した人は1.3％にとどまった。

　7月1日以降に買い物をする際、買い物袋を持参しようと考えている人はどの程度いるのか。買い物袋に対する意識を尋ねた質問に対しては、「既に持っている自分の『買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）』を持参すると思う」（68.7％）が最も多く、「『プラスチック製のレジ袋』を買ったり、自分の『買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）』を持参したりで使い分けると思う」（13.5％）、「新たに自分の『買い物袋（マイバッグ／エコバッグ）』を購入して持参すると思う」（8.0％）と続いた。「『プラスチック製のレジ袋』を買い続けると思う」は2.5％にとどまった。

　レジ袋有料化の取り組みをどう評価するかという質問に対しては、「非常に良い取り組みだと思う」（23.5％）、「良い取り組みだと思う」（24.8％）、「どちらかといえば良い取り組みだと思う」（19.6％）という結果となり、前向きに評価する消費者が67.9％いることが分かった。一方、「非常にやめてほしいと思う」「やめてほしいと思う」「どちらかといえばやめてほしいと思う」と回答した人は15.1％いた。

　なお、今回の調査に回答したユーザーは、男性が17.25％だったのに対し、女性が82.75％を占めている。