#SHIFT

OWNDAYSがリモート視力測定を導入 「ウィズコロナ」 に向けた働き方改革でスタッフの生産性向上を目指す

» 2020年07月01日 16時46分 公開
[ITmedia]

 アイウェアの製造販売を手掛けるOWNDAYS(那覇市)は、店頭の新型コロナウイルスの感染予防対策として、スタッフが客に一切接することなく視力測定を行える「リモート視力測定システム」を独自開発したと発表した。現在は国内10店舗に導入していて、今後は全店舗に導入していく。

photo OWNDAYSはスタッフが客に一切接することなく視力測定を行える「リモート視力測定システム」を開発した

 リモート視力測定では、全国の店舗に設置された視力測定機と、東京本社のコントロールセンターにある機器を専用回線でつなぐ。店舗に専門のスタッフがいなくとも、遠隔で店舗に設置された測定機を操作し、無人のまま視力測定ができるようにした。

 利用者は店舗の視力測定機横に設置されたモニターに映る本社側のスタッフと会話をしながら、視力測定を受けられる。利用者とスタッフが接触しないまま視力を測定できるため、新型コロナウイルス感染予防対策として有効となる。

photo OWNDAYSの店舗

 さらに、店頭勤務のスタッフ数を減らせるほか、経験豊富なスタッフが遠隔で対応することができるため、熟練した検査を地域差によらずに提供できるようになるという。本社側に外国語に対応できるスタッフがいるため、訪日外国人利用者の視力測定も全国で対応可能となる。

photo 従来の視力測定と、リモート視力測定システムの違い

 また、本部勤務者は自粛解除後もテレワークを継続的に実施することで、通勤時間をなくし業務の効率化を図る。同社は「今後もITの力を借りて社員一人あたりの生産性を向上し、スタッフ3割減、労働時間3割減、売上100%維持、給与100%維持を全社目標として新たに掲げ、働き方改革を更に促進して参ります」とコメントしている。

photo OWNDAYS本社

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.