外国人人材の活躍する日本企業が増えている。一方で、外国人の部下のマネジメントが思うようにいかない日本人上司も少なくないようだ。人材サービスを手掛けるパーソルグループのパーソル総合研究所(東京・港)が外国人部下を持つ上司に意識調査したところ、想定外のギャップに悩む姿が浮き彫りになった。
調査は8月、外国人の部下(正社員、パート・アルバイト・技能実習生)を持つ日本人上司872人にWeb上で行った。
まず「外国人の部下に対するマネジメントの難しさ」について聞いたところ、3割の上司が「ノウハウが無く、手探り状態である」と答えた。22.8%の上司は「「外国人材をうまくマネジメントできていないと思う」とも回答。少なくない日本人上司が外国人の部下のマネジメントに苦労していると言える結果になった。
次に「外国人部下に対する想定外のギャップ」について聞いたところ、日本人上司の46.1%が「自己主張が強かった」と回答。「日本の常識が通じなかった」「昇給の要求が強かった」と答えた人も4割に上った。「外国人と日本人の働き方や仕事観のズレ」はよく指摘されるポイントだが、受け止め切れていない日本人上司も多いようだ。
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