クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

「N-BOX」がトップ陥落 11月新車販売は「タント」が首位に2年3カ月ぶりの交代

» 2019年12月05日 18時18分 公開
[ITmedia]

 11月の国内新車販売は、ダイハツ工業の軽自動車「タント」が大きく台数を伸ばし、2万台以上を販売してトップに立った。2017年9月から26カ月連続で首位を守っていたホンダ「N-BOX」は2位だった。

ダイハツ「タント」が11月の新車販売でトップに

 12月5日、日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が11月の販売実績を発表した。

 タントは、前年同月比90.0%増の2万1096台を販売。7月にフルモデルチェンジし、使い勝手の良さを訴求している。

 N-BOXは3.5%減の1万8806台だったが、高い水準を維持している。3位はスズキの軽自動車「スペーシア」で、8.5%増の1万2820台。4位は日産自動車「デイズ」で、6.3%増の1万2137台だった。軽自動車が上位を独占する結果となった。

ホンダ「N-BOX」

 登録車でトップのトヨタ自動車「カローラ」は、全体では5位。25.1%増の1万705台だった。新車効果で好調な販売を続けている。6位はトヨタの「シエンタ」で、2.8%増の1万331台。7位はトヨタの「プリウス」。4.4%減の8375台だった。

 11月5日に発売したトヨタの新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ライズ」は8位に登場。7484台を販売した。9位もトヨタの「ルーミー」で、0.9%増の7132台。10位はダイハツ「ムーヴ」で40.8%減の6775台だった。

トヨタの新型車「ライズ」

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