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IoT機器の導入でモデルハウスを無人化 内覧の効率化とコスト低減

» 2019年12月04日 10時11分 公開
[城戸芳充ITmedia]

 ケイアイスター不動産は、IoT機器により無人で内覧できるモデルハウスを開発、注文住宅「はなまるハウス」高崎展示場にオープンした。3カ月間を目安とした期間限定の営業で、反響に応じて期間の見直しを行っていくとしている。

photo 高崎展示場のイメージ

 モデルハウスにIoT機器を導入したことで、来場予約/退室や住宅購入に必要な情報収集のサポートまでを無人化しているのが特徴。営業社員による長時間の営業トークなどが発生しがちな一般的なモデルハウスとは異なり、顧客それぞれが必要とする情報をスマートに入手できる。また営業社員の人件費や経費などを削減することで、住宅費用のコスト低減も実現した。

 今回のモデルハウスのオープンに合わせ、各種IoT機器を標準仕様とした新商品も発表、同モデルハウス限定で販売を開始する。無人化導入で実現した営業経費の引き下げなどにより、約100万円のコスト削減に成功したとしている。

 また同モデルハウスでは、スマート照明を用いた子供の睡眠品質の改善といった、従来のIoT機器の活用法では解消できなかった課題を解決する提案も行われている。

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