ヤフーは12月4日、この1年間で前年と比べて最も検索数が急上昇した人物や製品などを表彰する「Yahoo!検索大賞2019」を発表した。食品や家電といった“商品”を選ぶ「プロダクトカテゴリー」では、ブームとなったタピオカドリンクや、加熱式たばこなどの商品が受賞。近年の消費トレンドを反映した結果となった。
プロダクトカテゴリーの飲料部門賞を受賞したのが「ゴンチャ タピオカミルクティー」。タピオカドリンクを販売する店舗が急増する中で、特に人気だった台湾ティーカフェ「ゴンチャ」に多くの人の関心が集まった。
家電部門賞は、フィリップモリスジャパンが販売する加熱式たばこ「IQOS」。9月には、2本連続使用ができる最新モデル「IQOS 3 DUO」が発売、注目を浴びた。「3 DUO」「値段」「種類」という言葉と一緒に検索されている。
クルマ部門賞にはトヨタ自動車のスポーツタイプ多目的車「RAV4」が入った。4月に最新モデルが発売。日本市場では約3年ぶりの販売となったことで、好調な売り上げとなっている。
コスメ部門賞は「BOTANIST ボタニカルクレンジング」。ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」初のスキンケアシリーズとして4月に発売。クレンジングしながらも潤いのある肌へと導く独自のメソッドが支持された。
食品部門賞は、3年連続で「乃が美 『生』食パン」となった。素材や製法にこだわった生食パンの人気は今年も持続。新店舗のオープンも注目されている。
スイーツ部門賞は、コンビニの大ヒットスイーツ「ローソン バスチー」。外は香ばしく、中は滑らかという食感で人気に火が付いたバスク風チーズケーキ。発売からわずか3日間で100万個を販売した。「食べ方」「売り切れ」などという言葉と一緒に検索された。
大賞は、若手俳優の横浜流星さんが受賞。カルチャー分野では、大ヒットした映画「天気の子」や、スマートフォンゲーム「ドラゴンクエストウォーク」、流行語として新元号「令和」も選ばれた。また、都道府県別に急上昇ワードを選ぶ「ローカルカテゴリー」も発表している。
Yahoo!検索大賞2019は、2019年1月1日〜11月1日のデータを集計して各部門を決定した。開催は今年で6回目。
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