Red Hat買収の成果は花開くのか IBM Cloud Paksが打ち出すコンテナ戦略とは

IBMによるRed Hat買収発表からほぼ1年。その成果から生まれたのが新たなソフトウェア戦略「IBM Cloud Paks」だ。その強みはどこにあるのか。日本IBMの幹部が今後の戦略とともに語った。

» 2019年12月02日 12時00分 公開
[渡邉利和ITmedia]

 「優れたソフトウェアは基本的にオープンソースからしか生まれてこない。一般企業にとっては必ずしも使いやすくはないオープンソースのソフトウェアを使いやすい形で提供することが、IBMとRed Hatが一緒になる意味だ」

日本IBM 取締役専務執行役員 事業開発担当兼ハイブリッド・クラウド・リード 三澤 智光氏

 2019年11月27日に開催された記者発表会で、日本IBMの取締役専務執行役員 事業開発担当兼ハイブリッド・クラウド・リードの三澤智光氏はそう語った。

 IBMがRed Hatの買収を発表してほぼ1年。その成果が同社のクラウドソリューション群「IBM Cloud」の血肉となって2019年8月に生まれたのが、新たなソフトウェア戦略「IBM Cloud Paks」だ。「Amazon Web Services」や「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」といった強力な競合がひしめく中、IBMはRed Hat買収をどのような強みとして花開かせようというのか。

IBM Cloud Paksが打ち出す「Red Hat由来の強み」とは

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