フィンテックへの取り組み、コスト削減に向かう国内、顧客体験向上を狙う海外(1/2 ページ)

» 2019年12月02日 17時04分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 2014年くらいから意識され始めた金融におけるテクノロジー活用であるフィンテック(FinTech)。しかし、海外に比べて国内では取り組みに違いがあるようだ。

 KPMGコンサルティング(東京都千代田区)は慶應義塾大学と共同で、日本企業のフィンテック導入に関する調査を実施。調査レポート「Fintech Initiative 2030」を発表した。それによると、フィンテックへの取り組みの目的として、海外企業では75%が「顧客体験価値の向上」を挙げているのに対し、日本企業では30%にとどまった。

KPMGジャパンのフィンテック・イノベーション部長である東海林正賢氏
フィンテックの活用により期待すること(KPMG調査)
海外でのフィンテックの活用により期待すること(KPMG調査 2017年レポートより)
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