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ドラゴンクエストの「ふっかつのじゅもん」で味わう認証の奥深さ架空世界で「認証」を知る(1/4 ページ)

» 2019年10月22日 07時00分 公開
[朽木海ITmedia]

この記事は認証セキュリティ情報サイト「せぐなべ」に掲載された「架空世界 認証セキュリティセミナー 第24回『ふっかつのじゅもんが ちがいます【ドラゴンクエスト】」(2018年6月28日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。当時未発売だった製品やサービスの記述などは、本記事掲載時の状況に合わせて編集しています。

定期連載としては最終講義

 ……それでは講義を始める。今回が定期講義としては最終講義である。最後まで心して読むように。

 前回は「ルパン三世」を題材に「人脈認証」などについて解説した。筆者としてはおバカな「脳力認証」ネタの方も好きなのだが……。「ルパン三世PART5」も、気になる諸君は見てみると良いだろう。

 さて、最終回の題材は「ドラゴンクエスト」である。不朽の名作といわれるRPGシリーズであるが、どこに認証が隠れているのだろうか。早速見ていこう。

*「ゆうべは おたのしみでしたね。

 まずは基本データから紹介しよう。

 「ドラゴンクエスト」は1986年5月27日にエニックス(現在のスクウェア・エニックス)から発売されたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲームで、その後1987年1月に「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」、1988年2月に「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」と続き、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が2017年7月に発売された。

 2017年には累計出荷本数と配信数が7500万本を超えた、まさに超大作といえるシリーズである。各シリーズは基本的に単体で完結しているが、I〜IIIまでの「ロト三部作」、IV〜VIまでの「天空三部作」など、シリーズ間には緩いつながりも存在する。

 今回紹介するのは主にファミコン版の「ドラゴンクエスト、ドラゴンクエストII 悪霊の神々」だ。プレイステーション 4やニンテンドー3DS、Nintendo Switchでも遊べるので、興味のある方はプレイしてみてほしい。

ふっかつのじゅもんは知識認証?

 では、認証について見ていこう。

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