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コンビニ一体型の保育所、ファミマと名古屋市が来春開設待機児童対策に新たな一手

» 2019年10月16日 16時42分 公開
[ITmedia]

 ファミリーマートと名古屋市は10月15日、コンビニ店舗と一体化した認可保育所を2020年4月に名古屋市内に開設すると発表した。一体型施設にして賃料などを折半することで、地価や賃料が高く、物件が確保しにくい市の中心部にも、コンビニや保育所を設けられるようにした。

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 両者は待機児童対策を進めるため、2018年12月に連携協定を締結。コンビニと保育所を一体化した施設の整備に向け、検討を進めていた。

 今回開設する「葵サンフレンズ保育園」(仮称)は2階建てで、1階がコンビニ店舗、1階の一部と2階が保育所となる。定員は60人で、生後6カ月から小学校就学前までの子供を預かる。保育所部分の運営は、小規模保育事業などを行うサンヨーホームズコミュニティ(大阪市)が担う。

 ファミリーマートはこれまで書店やコインランドリーなどと一体型店舗を提供してきたが、保育所と一体化した施設の開設は初めて。人口の多いエリアへの出店や他業種との相乗効果を売り上げにつなげる狙い。店舗の営業時間や品ぞろえなどについては、今後検討を進めるとした。

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