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停電情報「なし」も千葉では146軒が停電中 東電に理由を聞いた

» 2019年09月25日 18時51分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 東京電力ホールディングスは9月25日、台風15号の影響でいまも千葉県内で146軒が停電していると発表した。一方、東京電力パワーグリッドが運営する「停電情報」ページにはそれが表示されず、利用者から戸惑いの声も上がっている。

東京電力パワーグリッドの「停電情報」。停電が発生している場所をFlashの地図で確認できる

 東京電力ホールディングスによると、146軒のうち香取市など6市にまたがる19軒については27日までの復旧を見込んでいるという。一方、千葉市緑区や君津市など9市区の127軒については復旧のめどが立っていない。

25日の工事状況(プレスリリースより)

 「道路が寸断されているなど、作業に取りかかるまでに時間のかかるケースもある。127軒には人が住んでいない農業用電力や別荘もあり、人が住んでいる家屋については電源車や発電機による対応も進める」(東京電力ホールディングス)

 「停電情報」については、「高圧線から情報を取得し、自動更新するシステム。現在も停電している世帯の場合、電柱から家庭へ引き込まれる低圧線(配電線)の断線などに起因しているため表示されない」(東京電力ホールディングス)と説明している。

 東京電力の公式Twitterアカウントは、「停電情報に表示されていないにもかかわらず、停電している場合は東京電力に連絡してほしい」と呼びかけている。

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