「Oracle Cloud Free Tier」は、Oracle Cloud InfrastructureやOracle Autonomous Databaseの機能を一部無料かつ無制限で提供。エリソン会長は、発表にAWSへの強い対抗意識をのぞかせた。
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Oracle創業者のラリー・エリソン会長兼CTO(最高技術責任者)は2019年9月16日(米国時間)、同社の新施策「Oracle Cloud Free Tier(以下、Cloud Free Tier)」を発表した。
同施策は、全世界のユーザーに、同社のクラウドインフラストラクチャ「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」や機械学習を活用した自律型データベース「Oracle Autonomous Database(以下、 Autonomous Database)」の一部機能を無償で提供するもの。30日間、300ドル分の制限付きで、他サービスのトライアルも可能にする。
「最後に皆さんにまだ伝えていない発表があと1つある。私の話はもうすぐ終わるが、あと1つだ」
サンフランシスコで9月16〜19日まで開催する年次イベント「Oracle OpenWorld 2019(以下、OOW 2019)」の基調講演で、1時間以上話した後にエリソン会長が切り出した際、一部の観客からは失笑が漏れたが、同氏がCloud Free Tierの全容を明かすと、拍手と歓声が上がった。
「Always Free」として無期限かつ無料で提供される機能の詳細は以下の通りだ。
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