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AIで未来の渋滞状況を予測 NTTデータが「乗換MAPナビ」で実証実験

» 2019年08月09日 14時33分 公開
[谷井将人ITmedia]

 NTTデータは8月8日、AIを活用して30分後と60分後の高速道路渋滞を予測し、エムティーアイ(東京都新宿区)が提供するアプリ「乗換MAPナビ」上に表示する実証実験を始めた。期間は12月31日まで。予測の有効性を検証すると同時に、アンケートでユーザーの需要を探る。

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 Android版の乗換MAPナビに、「渋滞予測」の欄を追加。道路状況と渋滞の関連を学習したAIを使って未来の渋滞を予測。全国の高速道路を網羅する簡易地図上に赤やオレンジの線で渋滞の度合いを表示する。

 予測は、渋滞や交通規制情報をリアルタイムに配信するシステム「VICS」が提供するデータを基に行う。5分ごとに予測を更新する。過去の道路状況や渋滞情報を基に統計的に渋滞を予測する従来式の渋滞予測にも切り替えられる。

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 今後は、20年をめどに予測範囲を一般道路まで拡大するとしている。

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