JALがCAらの新制服を発表 パンツスタイル導入、2020年からスタイリッシュさと機能性向上(1/2 ページ)

» 2019年07月23日 13時05分 公開
[ITmedia]

 JALは23日、客室乗務員(CA)を始めとする航空運送部門の従業員の新制服を発表した。CAの制服ではワンピーススタイルなどに加え、JALとして初めてとなるパンツスタイルも導入する。東京五輪で訪日客が急増する2020年の4月から着用を開始する。

photo 23日、JALが発表した客室乗務員(CA)の新制服(東京都大田区)

JALのCA制服で初のパンツスタイル

 同社のCAの新制服では、女性向けではワンピースとパンツ、エプロンの3タイプを採用した。JALのCAの制服でパンツスタイルは初となる。加えて、袖が膨らんだ形状の「バルーンスリーブ」を採用。「航空会社の制服では極めて珍しい」(同社)という。スタイリッシュさに加えて機能性も重視したデザインにした。定番のスカーフもあしらわれている。

 同日、JALは新制服のメディア向け発表会を開催。CAの新制服デザインに参画したプロジェクトチームの社員によると、社外から寄せられた「袖の形状が業務に適するか」「女性用にパンツスタイルを導入したらどうか」といった意見を参考にしたという。「袖の形状がサービスやエレガントさに適しているのか、修正してこのような形状になった」と説明した。

photo JALのCAの新制服が勢ぞろい

 制服のデザインを担当したデザイナーの江角泰俊さんは「今回のテーマは“ハイブリッドビューティー”。リサイクル可能な生地や、耐久性・機能性を重視した素材も選んだ」と話した。

 発表会では、地上接客部門、運航乗務員、沖縄地区向けの「かりゆしウェア」に加え、整備士などの作業着でも一新された制服がお披露目された。

photo CA、地上接客部門など一新したJALの制服たち

 同社の赤坂祐二社長は新制服発表に加えて、訪日外国人向けの誘客プログラムや、ITを活用した新型搭乗ゲートの機器導入といった取り組みも表明。東京五輪でインバウンド需要がより活性化する20年に向けた施策強化を強調した。

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