今の職場で、長期休暇はどれだけ取れた? リクルートキャリアが転職活動者に聞いたところ、最も多かったのは男女ともに「3日未満」だった。特に女性は45.6%と、男性(35.1%)よりも10ポイント以上高かった。
次いで多いのは「3〜5日」(女性27.5%、男性33.7%)、「6〜9日」(女性20.7%、男性24.6%)だった。10連休以上取得できた人は、男女ともに1割未満だった。
長期休暇が必要な理由については、男女ともに1位は「精神的な休息」(女性84.9%、男性85.2%)、2位は「身体的な休息」(女性77.8%、男性76.2%)だった。リクルートキャリアは「現在の長期休暇が3日未満の人が多いことから、思うように休息できていないことが考えられる」と指摘している。
女性の3位は「旅行など非日常の経験」で、次いで「時間のゆとり」(62.7%)、「思考のリフレッシュ」(61.3%)と続いた。一方、男性の3位は「家族との時間」(65.0%)で女性よりも20ポイント近く高かった。その後「思考のリフレッシュ」(61.0%)、「旅行など非日常の体験」(59.0%)と続いた。
リクルートキャリアは「もっと休みたいのにちょっとしか休めないという、働く個人の静かな悲鳴が聞こえる結果となった。共働き、介護、学び直し、複業などを行う世代にとって、心身や思考のリフレッシュは必要不可欠。配属先単位の職場風土の改革と開示が求められている」としている。
調査は3月19日から31日にインターネット上で実施。転職情報サイト「リクナビNEXT」の登録者744人のうち、「長期休暇は必要だ」と答えた653人から回答を得た。
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