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iPadOS登場 iOSから分離WWDC 2019

» 2019年06月04日 02時58分 公開
[松尾公也ITmedia]

 Appleの開発者会議、Worldwide Developers Conference(WWDC)が6月3日(米国時間)、スタートした。ティム・クックCEOらが登場したWWDC 2019の基調講演では、tvOS、watchOSの新機能が披露された。iOSはiPadが分離され、iPadOSとして機能が大幅に追加された。

 Apple TVで使える次期tvOSはマルチユーザー対応し、ゲームにおいてはXbox One SとPlayStation 4 Dual Shockのゲームコントローラが利用可能になる。

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 Apple WatchのwatchOS 6では、App Storeが単独化され、Apple Watchの中でブラウズし、インストールが可能になる。オーディオブック、電卓、ボイスメモも利用可能。ヘルス機能としては、女性向けにCycle Trackingがサポートされた。

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 秋にリリースされる次期iOS 13はmacOSに続きダークモードに対応。起動は2倍速くなり、アプリのダウンロードサイズは半分に軽量化される。Apple Musicの再生では歌詞表示が音楽と同期する。

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 地図は大幅に強化され、Googleのストリートビューのような360度ビューが可能になり、スムーズな遷移もできる。

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 FacebookやGoogleでのサインインに対抗し、AppleのFace IDでのログインが可能になる。他のサインインとは違い、プライバシーに配慮したものだという。メールアドレスは個別にランダムなものが当てられる。

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 HomeKitはセキュリティカメラやルータなどへの攻撃を防止できる仕組みを提供する。

 Memojiでは口紅、アイシャドー、AirPodsなどをサポート。

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 HomePodも改善された。家族のそれぞれの声を認識し、リアクションもパーソナライズされる。iPhoneからのハンドオフにより再生の引き継ぎもできる。

 Siriは通知へのユーザーからの反応が可能になり、TTSに機械学習が取り入れられてより人間的になった。

 iPadはiOSから分離され、iPadOSとなった。マルチタスキング、マルチウィンドウ、ファイルのブラウズなどが強化され、iCloudのフォルダ共有、SMBもサポート。

 Safariはダウンロードマネジャーがサポートされた。フォントはApp Storeからモリサワを含めダウンロードできる。

photo iPadOS

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