AWSとSlackは、戦略的パートナーとして新たな複数年契約を結んだ。Slack内からのAWSリソースの管理を支援する目的だ。信頼性や拡張性のあるインフラセキュリティで、Slackでのコミュニケーションを実現する。
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Amazon Web Services(以下、AWS)とSlack Technologies(以下、Slack)は2020年6月11日、戦略的パートナーとして新たな複数年契約を結んだと発表した。分散型開発チームのコミュニケーション活性化やSlack内での「AWS」リソースの効率的な管理を支援するという。
Slackは、今回の契約に基づき、AWSをクラウドプロバイダーとして優先的に活用する。また「Slack Calls」の音声通話と動画通話に関する全ての機能を、AWSの通信サービス「Amazon Chime」に移行する。
両社はAWSのインフラを活用する企業のSlack導入も支援する。ユーザーはSlackのデータ保存先としてAWSのリージョンを選択できるため、コンプライアンス要件に準拠しやすくなるという。
Slackは、AWSが提供するストレージやコンピューティング、データベース、セキュリティ、分析、機械学習といったサービスを通じて、製品間の新たな連携機能を拡大していくとしている。
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