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「社内失業者がいる」29%、どんな人?(1/2 ページ)

» 2020年05月27日 10時59分 公開
[ITmedia]

 会社に正社員として在籍しながら、仕事を失っている状態のことを意味する「社内失業」。2011年の内閣府調査によると、全労働者の8.5%にあたる465万人が該当するという結果が出ているが、社内失業者がいる企業はどのくらい存在しているのだろうか。

 転職サイトを利用している企業の担当者に聞いたところ、「現在、社内失業状態の社員がいる(いる可能性があるを含む)」と答えたのは29%に達していることが、エン・ジャパンの調査で分かった。業種別でみると、「サービス関連」(37%)が最も多く、次いで「商社」(34%)、「メーカー」(32%)、「IT・情報処理・インターネット関連」(28%)と続いた。

社内失業状態の社員(業種別、出典:エン・ジャパン)

 職種でみると、「企画職(経営企画、広報、人事、事務など)」(46%)が最も多く、以下「営業職(MR、人材コーディネーターなど)」(30%)、「技術系(電気、電子、機械)」(10%)、「技術系(IT、Web、ゲーム、通信)」(9%)という結果に。

社内失業状態の社員(職種別、出典:エン・ジャパン)

 次に、社内失業者の年代を尋ねたところ「50代」(61%)が最も多く、次いで「40代」(40%)、「60代」(25%)。役職は「一般社員クラス」(71%)が断トツ。次いで「マネージャー・管理職クラス」(36%)、「チーフ・リーダークラス」(27%)だった。

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