不動産情報サービスを手掛けるアットホームは5月27日、首都圏(1都3県)の新築戸建・中古マンションの成約価格を発表した。新築戸建の成約価格(2020年4月)は、1戸当たり3433万円。前月比は1.2%下落、前年同月比も0.9%下落し、いずれも2カ月連続のマイナスとなった。
エリア別にみると、埼玉県は前年同月比でプラスが続いていたが、2.3%のマイナスに転じた。一方、マイナスが続いていた神奈川県では6カ月ぶり、東京都下では5カ月ぶりに前月比プラスになるなど、エリアによる違うがうかがえた。ちなみに、東京23区の成約価格は5000万円前後を推移していたが、3月に続いて4月も5000万円を割っており、「やや下落傾向になっている」(アットホーム)
中古マンションの成約価格は、1戸当たり2395万円。前年同月比で7.8%下落し3カ月連続のマイナス、前月比で10.3%下落。大幅に下落した背景として、「価格水準の高い23区が、平均専有面積の縮小や4000万円以上の価格帯の割合低下などによって、前月比が16.3%下落したことが大きい」(同)としている。東京、神奈川、埼玉の価格が低迷する中、千葉県は前月比13.1%の上昇。平均築年数が前月より5.2年新しくなったことが影響している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング