新型コロナ、意外と守られてない「せき」や「くしゃみ」のマナー 厚労省とLINEの大規模調査の結果第1回目の調査

» 2020年04月06日 13時15分 公開
[ITmedia]

 厚生労働省は4月4日、第1回「新型コロナ対策のための全国調査」の結果を発表した。

新型コロナ対策への意識は高まっているか(写真はイメージ)

 「新型コロナ感染予防のためにしていること」(複数回答)を尋ねると、「手洗い・うがいやアルコールによる手や指の消毒をしている」という回答が85.6%と最も多く、「せきやくしゃみをする時は、マスク・ハンカチ等を口にあてる」(74.4%)、「人がたくさん集まっている場所には行かないようにしている」(73.7%)と続いた。

 一方、「換気が悪い場所には行かないようにしている」は62.0%、「他の人と、近い距離での会話や発生をしないようにしている」は32.8%にとどまった。厚労省は「密集、密着、密閉の『3つの密』を避けることに関しては、まだ十分とは言えません」とコメントしている。

 また、「仕事はテレワークにしている」と回答した人は5.6%にとどまった。同省は「柔軟な働き方の取り入れはまだ改善の余地があります」としている。

アンケートの結果(出所:厚生労働省公式Webサイト)

 調査は3月31日〜4月1日、LINEの国内ユーザー8300万人を対象に実施。有効回答者は2453万人だった。

 第2回「新型コロナ対策のための全国調査」は、4月5〜6日に実施する。

LINEと厚労省が大規模な全国調査を実施

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