新型コロナウイルスの影響で困っていること 1位はやっぱり「あの商品」の品薄在宅勤務率もやや低め?

» 2020年04月06日 12時26分 公開
[ITmedia]

 企業活動や生活の場など、さまざまに影響を広げている新型コロナウイルスだが、多くの人が実際に困っているのはどんなポイントなのか。チャットプラス(東京都中央区)が4月6日、「コロナウイルスによる影響と意識調査」の調査結果を発表した。

新型コロナに関して困っていることは?(出所:ゲッティイメージズ)

 複数回答可で「新型コロナウイルスの影響で困っていることは何ですか?」と聞いたところ、最も多かった回答が「マスクが買えない」で69.4%。連日、ドラッグストアに多くの人が足を運ぶが、なかなか需要に供給が追い付かず、不便に感じている人が多いようだ。

新型コロナウイルスの影響で困っていること一覧(出所:チャットプラス調査)

 また、「ティッシュやトイレットぺーパーが買えない」と回答した人も21.7%いた。当初、店頭での品薄状態が報道された段階では、「一時的に需要が過熱している状態で、しばらくすれば店頭に商品が並ぶようになる」といった論調だったが、まだまだ品薄状態が続いている。

企業活動への影響は?

 「職場の経営が危機的状況」と回答した人は13.1%。観光などのキャンセルや営業活動の面で支障が出ているとみられる。売り上げへの影響度合いについて聞いたところ、「やや影響がある」が最も多く45.0%。「被害が甚大である」(26.2%)と合計すると、7割以上の人が売り上げへの影響を既に感じているようだ。

売り上げへの影響は……(出所:チャットプラス調査)

 今回の件で企業のテレワーク導入も進みつつあるが、職場の在宅勤務率を聞いたところ、最も多かったのが「0〜20%」で、7割超の人が回答。以降、在宅勤務率が高まるごとに回答率は反比例して減少している。「80%〜全社員」と答えた人は6.6%だった。業種業態や、個別の事情にもよるが、まだ従来通り出勤している人も多いとみられる。

 調査はゼネラルリサーチ協力の下、3月25〜26日の期間で実施。全国の20〜60代男女1115人を対象に、インターネットで調査した。

在宅勤務率は?(出所:チャットプラス調査)

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