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新型コロナ感染者が出た場所を表示するWeb地図が登場 自治体・企業の公表事例を集約

» 2020年04月02日 13時09分 公開
[ITmedia]
photo JX通信社が開設したWeb地図

 報道ベンチャーのJX通信社は4月2日、新型コロナウイルスの感染者が確認された場所をWeb地図上に表示するサービスを始めた。該当する場所に円形のアイコンをプロットする他、感染者数と感染事例の報告日も表示する。利用者は、居住地や勤務先の周辺の感染事例を調べることで、日常の対策に応用できる。

 自治体や企業が個別に公表している、感染者の出入りのあった店舗や事業所などの情報を地図上に集約することで、利用者の情報収集を支援する狙い。地図に表示するのは、企業や自治体が公表済みの情報のみで、利用者の位置情報などは利用しない。感染者が報告された場所に消毒などの処置が施された場合は、地図にもその旨を明記して風評被害を防ぐとしている。

 Web地図は、JX通信社のニュースアプリ「NewsDigest」と情報配信サービス「FASTALERT」の利用者が閲覧できる。同社はこの機能の他に、AIを活用して新型コロナウイルスに関する最新情報をSNSから収集し、確度の高い情報をFASTALERT上で配信するなど、テクノロジーを生かしたコロナ関連の情報配信に注力している。

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