クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

原点「R360クーペ」をモチーフに マツダ、100周年特別記念車を全車種に設定象徴的な白と赤のデザイン

» 2020年04月03日 17時30分 公開
[ITmedia]

 マツダは4月3日、創立100周年記念の特別装備を採用した「100周年特別記念車」を国内で販売する登録車全車種に設定すると発表した。同社初の乗用車「R360クーペ」をモチーフにしたデザインを取り入れ、ファンに訴求する。2021年3月末までの期間限定で販売する。

マツダの「100周年特別記念車」(海外仕様)と、モチーフになった「R360クーペ」(右)

 4月3日に予約受注を開始した。発売時期は車種によって異なる。「MAZDA2」「MAZDA3」「CX-3」は2020年6月以降、「CX-30」「CX-5」「CX-8」「ロードスター/ロードスター RF」は7月以降に発売。「MAZDA6」は5月以降に予約受注を開始し、9月以降に発売する。

 「R360クーペ」は、マツダ初の乗用車として1960年に発売。「当時の技術の粋を結集して挑戦したマツダのクルマづくりの原点ともいうべきクルマ」(同社)。当時の軽乗用車では前例がなかった、4サイクルエンジンやオートマチック・トランスミッションを搭載。個性的で先進的なクーペのフォルムも大きな特徴だった。

「R360クーペ」(右)と、100周年特別記念車の「ロードスター」

 特別記念車には、R360クーペの象徴的な2トーンカラーをモチーフとした、白と赤の組み合わせを外装と内装のデザインに採用した。さらに、100周年記念バッジ付きのフロアマット、100周年スペシャルロゴを刻印したヘッドレストやセンターホイールキャップなどを装備。前身の東洋工業が誕生したときに作られた“丸工マーク”と現在のブランドシンボルマークを重ね合わせて制作したスペシャルロゴを随所にあしらっている。

創立100周年スペシャルロゴを刻印したヘッドレスト
創立100周年スペシャルロゴ付きのセンターホイールキャップ

 メーカー希望小売価格(税込)は、「MAZDA2」が231万円〜277万7500円、「MAZDA3」が289万3869円〜394万343円、「CX-3」が291万600円〜341万5800円、「CX-30」が311万7380円〜403万6980円、「CX-5」が385万円〜408万6500円、「CX-8」が438万6800円〜500万600円、「ロードスター/ロードスター RF」が327万9100円〜387万3100円、「MAZDA6」が382万2500円〜448万2500円。

100周年特別記念車「MAZDA3」のインテリア

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