多くの企業が抱えるセキュリティの課題とは、IDCがIIoT/OTセキュリティ対策の実態調査

IDC Japanが発表したIIoT/OTシステムのセキュリティ対策に関する実態調査を発表した。

» 2020年04月02日 12時20分 公開
[ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2020年4月1日、IIoT(Industrial Internet of Things)/OT(Operational Technology)システムのセキュリティ対策に関する実態調査の結果を発表した。

 「加工組立製造」や「プロセス製造」などの製造業で、IIoT/OTセキュリティに関して「事件/事故が発生したことがある」と回答した企業の割合と、「事件/事故にはならなかったが危険を感じたことがある」と回答した企業の割合の合計は30%を超えた。

 またIIoT/OTシステム特有のセキュリティ事件や事故を経験した企業の割合は、全体の34.4%(「危険を感じたことがある」を含む)に及んだ。IIoT/OTシステム特有のセキュリティ事件や事故とは、例えば工場やシステムの破壊、破損、故障、生産/製造ラインの停止、制御データやパラメーターの改ざんなどだ。

 結果を詳細に調べると「外部ネットワーク接続部分」での事件や事故が最も多いことから、IDCではIIoT/OTシステムがネットワークにつながることによってサイバー攻撃のリスクが高まっていると分析している。

企業はセキュリティ対策のどのような部分に課題を抱えているのか

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