朝日新聞は、自社のAI経済記者「みつけーた」が3月23日にデビューしたことを発表した。
企業のプレスリリースから商品紹介記事を自動生成し、人間との共同作業でトレンドの一歩先を読んでいく。より付加価値の高いコンテンツを発信し、記者の働き方改革にもつなげる狙い。
朝日新聞によると、「みつけーた」が活用される場は2つ。1つめは、朝日新聞経済面の短信コーナー「経済ファイル」に、「みつけーた」が書き、記者が確認取材した商品紹介記事を掲載していく。
2つめは「みつけーたのトレンド先読み」。AIと人間の共同作業で、次のトレンドになりそうなワードを抽出し、そのワードに関連する複数の商品について、記者が開発担当者やマーケティング担当者らに取材し、記事化する。
初回記事では、「みつけーた」がトレンドワードに「ニンニク」を抽出。それをもとに取材した記事が朝日新聞デジタルで公開されている。「みつけーた」を活用した記事は、朝日新聞デジタルと朝日新聞の紙面で随時、展開していくという。
また、新商品プレスリリースやトレンドワードのデータ提供には、プレスリリース配信サービスを運営するPR TIMESが協力している。朝日新聞によると、「2019年秋には、かなりの数の商品紹介記事を、紙面掲載記事と遜色ないレベルで書けるようになった」という。
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