2019年6月、金融庁が「老後資金が2000万円不足する」といった報告書を発表し、多くの人が自身の将来に不安を募らせたが、実際のところどのくらい貯めているのだろうか。現在、転職を希望している20~40代の男女に聞いたところ、「50万円以下」(21.5%)が最も多く、次いで「51万~100万円」(12.2%)、「101万~200万円」(11.6%)であることが、ワークポートの調査で分かった。
ちなみに、「預貯金はない」と答えたのは19.8%。「約70%が現在の預貯金額は200万円以下であると回答しており、働き手の預貯金額は決して多いとは言えない結果となった」(ワークポート)
現在の預貯金額に満足しているのかどうか聞いたところ、「満足している(とても+やや)」と答えたのは10.3%。一方、「満足していない(あまり+まったく)」は89.7%。「ほとんどの働き手が現在の預貯金額に満足しておらず、不満を抱えているようだ」(同)
「満足していない」という人に、満足できる預貯金額を聞いたところ「901万~1000万円以上」(39.3%)がトップ。預貯金額の理想と現実にギャップが生じていることに対し、「『老後資金2000万円不足問題』の影響もあり、貯蓄はいくらあっても足りないと感じる働き手が多いのかもしれない」(同)
現在、転職を希望している20~40代の男女525人が回答した。調査期間は3月10日から17日まで。
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