仮想マシンとコンテナ 何が違い、どう使い分けるべきか?目的と場面で使い分ける

コンテナは、マイクロサービスアーキテクチャ、災害復旧、利用密度など、さまざまな点においてメリットがある。コンテナと仮想マシンを適切に使い分けることが重要だ。

2019年01月22日 05時00分 公開
[Clive LongbottomTechTarget]
画像

 IT分野ではコンテナ管理ツール「Docker」の名前を耳にすることが増えた。選択肢として主流になったというには程遠いが、企業ではある程度の地位を獲得している。コンテナ技術の採用が増えている現状では、コンテナの導入を避け仮想マシン(VM)にこだわり続けることはできないかもしれない。

 簡単に言えば、Dockerはコードをパッケージ化してプロビジョニングするツールだ。これにより、システム内のさまざまな部分が移動可能になる。Dockerの仕組みは分かりづらいかもしれないが、企業のIT部門はさまざまな理由からDockerを利用している。アプリケーションのコンテナ化は、ハイブリッドクラウドの構築に最適で、柔軟性と応答性が高いIT環境を実現する。

 では、DockerとVMの利用目的は同じなのだろうか。同じ点もあるが異なる点もあるというのが答えだ。Dockerの運用はVMとは異なり、使用される場所に特徴がある。

VMとDokerの仕組みの違い

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

製品資料 株式会社AGEST

自社サービスの「市場不具合」を未然に防止するために必要な視点とは?

システムの不具合によるさまざまなリスクを回避するには網羅的なテストを行う必要があるが、自社で行うのは難しい。そこで活用したいのが外部のテスト専門会社だ。本資料ではテスト専門会社を活用するメリットや具体的な流れを解説する。

事例 アルテリックス・ジャパン合同会社

データ分析の高速化でF1レースの勝利を手中に、マクラーレンレーシングの実現法

F1の世界で優位性を獲得するには、1レースごとに生成される膨大なデータからいかにインサイトを導き出し、エンジニアリングに生かせるかが鍵となる。F1世界選手権で20勝を挙げているマクラーレンレーシングの事例から、そのヒントを探る。

事例 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

東レ・メディカルの事例に学ぶ、ローコード開発による“脱Notes”の推進方法

東レグループ全体でNotesからの脱却が進められたため、移行に向けたプロジェクトを開始した東レ・メディカル。約600のNotesアプリケーションを稼働させていたという同社は、どのようにプロジェクトを成功させたのだろうか。

事例 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

ERPフロント更改で変化への対応力を強化、エクシオグループのシステム刷新術

システムの老朽化が課題となっていたエクシオグループでは、パッケージ製品やローコード開発プラットフォームを使ったERPフロントの刷新を進め、ビジネス変化への対応力を高めたシステムを実現している。同社の取り組みを紹介する。

事例 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

三菱UFJニコスの業務改革、ハイパーオートメーション基盤の構築とその成果

三菱UFJニコスは、2017年にデスクトップ型RPAを導入した。その活用が拡大するにつれ、さまざまな課題が生じていたことから、「ハイパーオートメーション」の概念を取り入れた業務改革に踏み切った。改革の中身を詳しく見ていく。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...