マスクと消毒液の生産状況を経産省が公表 転売目的の購入を控えるよう呼びかけもマスクは輸入再開

» 2020年02月28日 12時13分 公開
[ITmedia]

 経済産業省は2月27日、マスクと消毒液の生産状況を公表した。

 マスクについては国内メーカーが24時間体制で通常の3倍の増産を継続しているという。2月中には毎週1億枚超の供給が確保される見込みだが、医療機関や公共交通機関などに優先的に出荷するため、店頭に十分な量が並ぶのは一定程度の時間がかかるとしている。同省は「転売目的での購入はやめてください。あわせて、不要不急の買いだめを控えていただくよう、ご理解・ご協力をお願いします」と呼び掛けている。

品薄状態が続くマスク

 輸入や海外生産の状況も明らかになった。すでに、中国などから1000万枚程度の輸入を再開しているという。4月1日以降は、週に2000万枚程度の輸入増を目指す。

 ガーゼマスクについては、日系企業がミャンマーの工場で生産を開始した。3月2日以降はガーゼマスク4000枚の輸入を開始。3月9日の週には10万枚、3月中では100万枚の輸入を目指す。

 手指消毒用アルコールについては、国内の主要メーカーが増産体制に入っている。2月は1月比で1.5倍近く増産予定。増産は今後も行われる予定だ。

政府が発表した「マスクについてのお願い」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.