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東大、京大、早慶、MARCH――難関大の就活生が注目する企業、IT業界で上位だったのは?

» 2020年02月20日 16時45分 公開
[ITmedia]

 東京大学、京都大学、早稲田大学、慶応義塾大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)――。難関大学に通う2021年卒の就活生が注目している企業について、企業の口コミサイトを運営するオープンワークが個別の調査結果を発表した。総合商社やメーカーの他、ITコンサルティング企業やSIerが人気だった。

 東大生の注目企業は、1位が野村総合研究所、2位がアクセンチュアで、ITコンサル企業の人気が際立った。3位は三菱商事、4位はソニー、5位はPwCコンサルティングと続いた。IT企業では、NTTデータ(9位)、日本アイ・ビー・エム(10位)、Google日本法人(14位)、ディー・エヌ・エー(18位)なども上位に入った。

 京大生の注目企業は、1位が関西電力、2位が野村総研、3位がJR東海、4位が三菱地所、5位がアクセンチュア。インフラ企業の他、ここでもITコンサル企業が人気だった。トップ20に入ったIT企業は、日本アイ・ビー・エム(18位)、NTTデータ(20位)の2社のみ。京大生は、ソニー(6位)、パナソニック(7位)、トヨタ自動車(9位)など、メーカーを志望する傾向がみられた。

photo 東大・京大の注目企業ランキング

 早大生・慶大生の注目企業は、1位がアクセンチュア、2位が三菱商事、3位が野村総研、4位が三井不動産、5位がキーエンスとNTTデータ(同率)。東大・京大と同様、ITコンサル2社の高い人気がうかがえた。日本アイ・ビー・エム(9位)、楽天(14位)なども支持されていた。

 MARCHの学生の注目企業は、1位がアクセンチュア、2位がNTTデータ、3位が楽天、4位がキーエンス、5位がSCSK。トップ5のうち、キーエンスを除く4社をIT企業が占めた。この他、日本アイ・ビー・エム(7位)やサイバーエージェント(11位)も人気だったが、他大学では上位だった野村総研は20位となっていた。

 IT以外の業界に目を向けると、早慶とMARCHでは広告代理店の電通(早慶7位/MARCH14位)や博報堂(早慶ランク外/MARCH10位)が支持を得たが、東大と京大では2社ともにランク外だった。

 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3大メガバンクはいずれもランク外だった。

photo 早慶・MARCHの注目企業ランキング

 調査は、口コミサイト「Openwork」を利用している21年卒の学生10万7237人を対象に実施。対象者がOpenwork上で口コミを検索した企業を集計し、検索回数をランキング化した。

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