令和元年分の確定申告の受け付けが、2月17日に始まった。消費税の軽減税率の導入もあり、個人事業主にとっては仕訳が複雑になった年。クラウド会計ソフトを提供するマネーフォワードは、ユーザー向けに確定申告を指導するイベントを東京・千代田区で実施した。
同社が確定申告イベントを実施するのは今年が3回目。2019年は副業にフォーカスして大規模に実施したが、20年はよりユーザーに寄り添う形で小規模に戻して実施した。参加したのは、クラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド」を利用する個人事業主の人たちだ。
「参加者は青色申告の人が7割くらい。経費などの記帳は年に1度の作業になる人も多く、マネーフォワード クラウドの操作法を相談したり、税理士に相談したいということで来ている」と、SMB本部マーケティング部の飯田真也副部長は話した。
イベントに参加した尾崎大輔さんは、西荻窪でドリンクも提供する書店を運営している。「事業の確定申告は今年が初めて。集中して作業したいのと、税理士に相談できるので参加した」と言う。
仕入れなどの経費はできるだけクレジットカードを使い、自動的にマネーフォワード クラウドに取り込むことを意識しているという。たまに現金で支払ったときだけ手動登録しているが、事業経費もキャッシュレスに積極的だ。「今後は、(売上状況を確認できる)マネーフォワード クラウドのレポート機能もうまく使っていきたい」と話していた。
令和元年の確定申告は、所得税などが3月16日まで、消費税などが3月31日まで。
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