キヤノンは2月13日、フルサイズミラーレス一眼カメラ「EOS R5」の開発を進めていると発表した。詳細なスペックや価格は明らかにしていないが、8K動画の撮影やボディ内手ブレ補正、20コマ/秒(電子シャッター時)の連写に対応するとしている。2020年中の発売を目指す。2月27日〜3月1日に開催するカメラ見本市「CP+」に開発中の本体を参考出展する。
同社が開設したスペシャルサイトでは、EOS R5の360度回転映像を見られる。軍艦部のサブモニターやボタン類の基本的な配置は「EOS R」と同様だが、いくつかボタンが増設されている。EOS Rにあった背面の「ファンクションバー」は廃止され、代わりにジョイスティック(マルチコントローラー)を搭載。十字キーもダイヤル操作が可能になっていると思われる。
8K動画撮影のフレームレートは不明だが、同社は「高精細な静止画の切り出しや、より高画質な4K動画に加工できる」と説明している。
連写性能は電子シャッター時が20コマ/秒で、メカシャッター時が12コマ/秒。
ボディ内手ブレ補正の採用はキヤノンとして初。EOS Rシステムに対応するRFレンズのレンズ内手ブレ補正と協調制御することで、高性能な手ブレ補正を目指すとしている。
メモリカードスロットはデュアルに対応する他、同社のクラウドプラットフォームに画像を自動的に転送する機能も搭載する予定だ。
EOS R5の他に、望遠ズームのRFレンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」と、テレコンバーターの「エクステンダー RF1.4×」「エクステンダー RF2×」を開発中とし、R5とともにCP+に参考出展するとしている。
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