「JKトレンド予測」ランキング 2020年は「オタク」と「病み系」がけん引「チャイボーグ」「ピープス」「病み加工」「タトゥーシール」(1/2 ページ)

» 2020年02月14日 12時05分 公開
[ITmedia]

 トレンダーズが運営するマーケティング研究機関「TT総研 -Teens Trend総研-」は、関東地方および近畿地方在住の高校生、15歳〜18歳の女性278人を対象に、「現役女子高生の2020年トレンド予測および2019年下半期トレンド」に関する調査を実施した。TT総研は結果をもとに、有名人は「オタク」、アイテムは「病み系」がそれぞれ2020年のJKトレンドをけん引すると分析している。

photo 現役女子高生の2020年のトレンドは?(写真提供:ゲッティイメージズ)

 「2020年に流行しそうな人・アイテム」の「人」部門では、20年1月にデビューしたジャニーズの「SixTONES」と「Snow Man」などが選出された。ジャニーズJr.として数年前から長く活動しているためファンの熱量がすでに高いこと、YouTube・Instagram・WeiboといったSNSを活用していること、さらに2グループを同時にデビューさせることでファン間の競争心を煽(あお)り、「参加型」の応援スタイルを確立していることなどから注目が集まる。

 また、韓国から日本に上陸したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」発のユニットで、今年春にデビューする「JO1」も選ばれた。オーディション出場者のファンが自らSNS広告や交通広告に出稿して応援仲間を募るという、韓国流のファン参加型のスタイルが注目を集めた。

photo 「2020年に流行しそうな人」

20年のトレンドは「病み系」

 このように、20年は「参加型」の応援スタイルと、その熱狂によって「オタク化」した女子高校生が一大トレンドを巻き起こすと予測されている。

 また、「アイテム」部門では「チャイボーグ」や「ピープス」が挙がった。「チャイボーグ」は中国の完璧な美人を指す言葉としてSNSを中心に広がっている。19年下半期には、YouTubeに中国メークのハウツー動画が急増するなど、以前にトレンドとなった韓国風メーク「オルチャン」ブームと同様の流れを見せている。

 「ピープス」は新しいストリートファッション(サブカルストリート)で、19年下半期にはInstagramに「#ピープス女子」投稿が急増していて、9万投稿を突破している。このトレンドを生んでいるのが、病んだ印象を与えるメーク・ファッション・SNS投稿を好む「病み系」と称される女子高校生たちだ。赤を基調としたリップやアイシャドウ、白くトーンアップさせた肌、黒を基調としたサブカルストリートファッションが特徴になっている。

photo 「2020年に流行しそうなアイテム」

 SNS投稿用の画像加工トレンドを指す「病み加工」も、この「病み系」の女子高校生の間で流行し始めている。18年頃から、これまでの「インスタ映え」の定義である明るくて鮮やかな写真とは対極的な、画像をあえて暗(くら)めにする「#暗め加工」が流行し始めていた。それがさらにエスカレートして、暗闇で撮影したり、漫画の病んだせりふを貼り付けたりと、暗くて病んだような印象を与えるSNS投稿が20年はトレンドとなりそうだ。

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