トヨタ「プリウス」41万台リコール シートベルトの警報スイッチに不具合警報が解除されない恐れ

» 2020年01月29日 15時27分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は1月29日、ハイブリッド車「プリウス」など計4車種41万8929台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。シートベルトの警報装置に不具合があり、正しく装着しても警報が解除されない恐れがある。

トヨタ「プリウス」

 リコールの対象となるのはプリウスのほか、「プリウスPHV」「プリウスα」、ダイハツ工業にOEM提供した「メビウス」。製造期間は2014年10月〜19年7月。

 不具合があったのは、運転席シートベルトの非装着時警報装置。シートベルトのバックル内にある警報スイッチ接点の組み付けが不適切だった。そのため、シートベルトの脱着を繰り返すと、接点が異常摩耗して、接点間に摩耗粉が堆積することがある。その場合、接点間が短絡し、シートベルトを正しく装着した場合でも警報が解除されない恐れがあるという。

 今後、全車両のバックルを点検し、該当する場合はバックル内の警報スイッチまたはバックルを良品と交換する。これまでに114件の不具合が報告されているという。

不具合の発生箇所(出典:国土交通省

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